ウンブリチェッリ
- A&B
- 2015年3月17日
- 読了時間: 2分

ウンブリアのパスタ、ウンブリチェッリUmbrichelli。
似たようなパスタは中部トスカーナあたりのロンブリケッリ(この名前はミミズから由来)や、ピチPiciなどもあり、よく、饂飩(うどん)のようなパスタや、ウドンパスタと言われますが、正直、それを聞くと饂飩職人さんは怒るだろうなぁ。。。と云うのが本音。
イタリア人と働いてパスタの麺に関して、イタリア人の嗜好と日本人の嗜好の違いを違いにビックリする。最近でこそ、イタリア人もアルデンテなんてことを言うけど、基本イタリア人は麺にコシを求めない。いや、軟骨などのコリコリ系も基本嫌いで食べない。(実際は地方料理で使うのだけど、日本のスタイルみたいにそれのみを食さない)
僕のつくるパスタは、日本人好みのコシのあるパスタに敢えてしている。個人的嗜好でもあるから。。。
なので、このウンブリチェッリ、たまに遊びでつくる饂飩と何が違う?と聞かれると。。。 粉も変わらず、水と塩のみだが、水分量と塩の量が違う。塩は饂飩に比べて極端に少ない。これにより、饂飩よりもコシが出ない。その上、イタリアでは、パスタは煉るのではなくどちらかと云うと(日本人に言わすとだが)あわせる感じ。今回のコレは、饂飩並みに煉りこんでつくったもの。
イノシシのサルサ・ペヴェラーダsalsa peveradaがあまりに美味しく出来たので、パスタにしたくて、それならビゴリ(北イタリアのパスタ)と思ったけど、このビゴリはダイスと呼ばれる口金からの押し出し式なので、ナイフで切るウンブリチェッリ。
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